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 全国知的障害者施設家族会連合会(全施連)とは?

 私たち家族は、知的障害を持ったわが子、兄弟たちが健気に生きようとしている、そのいのちを精一杯 守っていきたいと思っています。「無縁社会」といわれる今の地域でわが子らは暮らしていけるのでしょうか。
 知的障害を持つ人の中には、就労できるような人もいれば、24時間の支援や見守りのいるひともいます。それぞれの人がそのライフステージにあった幸せなくらしができる仕組みを模索しています。

 私たちの会は、全国35都道県約千施設(5万人)の知的障害者施設を利用する者の家族が、障害者自立支援法の成立を契機として、同法では私たち家族である知的障害者が不幸になるとの危機感から、自然発生的にできた会であります。

 当会理念にありますように政治団体でもなく、圧力団体でもなく、ただ、ただ障害者と家族のしあわせを望んでいる組織です。

 私たち家族は、知的障害を持ったわが子、我が兄弟たちが健気に生きようとしている、その命を精一杯守っていきたいという想いで一杯です。これらは、建前としての生命尊重や人権擁護や自立ではなく、いわば根源的な人間としての、こみ上げてくるような情感に駆られた気持ちから出てくる想いです。

 知的障害を持つ人の中には、就労できるような人も24時間の支援が必要な人も、同じように家族を必要としています。しかし、家族は何時までも家族であり続けることはできません。障害を持たない人たちのように、多くの知的障害者は新しい家族を創ることは困難です。

 私たちは、支援を受けながら働ける人や自分で日中を過ごせる人については、ライフステージに応じた様々な制度を利用することが大事だと思う一方、24時間支援が必要な人も含め、どんな人であっても家族が必要だと考えています。

 地域が崩壊し、無縁社会、孤独死という言葉が日常化する中で、私たちは、我が子らに「家族」「家庭」「故郷」を作ってやりたいと願っています。それらを担ってくれる終の棲家としての入所施設を必要としています。昨今、入所以外の生活が善で、入所施設の生活は悪、という風潮がありますが、そのような固定観念を取り払い、知的障害を持つ人一人ひとりにあった暮らしを選択できるような仕組みを作っていきたいと切望しています。

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